2024年2月29日木曜日

6分の1年を過ごしたのですね


ティファニーランプは憧れですが
私には分不相応に思えて
ゴージャスなあの輝きに
気後れしたまま・・・
多分きっとずっとそうだと思う

廃物利用みたいなのは大好き
そんな思いつきで提灯のリメイク
だから
モティーフは蓮の花です

睡蓮と言えば
1月の末頃に糸さんと
上野の森美術館にて
Claude Monet:Journey to Series Paintings
モネ:連作の情景
ゆっくり楽しんだのでした

なんか遠い日の様に思えます


当日のチケットを並んで買って
指定時間までは「みはし」

初めての上野の森美術館
こじんまりだからか自由な動線
疲れないで鑑賞出来ました
ショップでエコバッグとか買って

ランチは「Le quattro stagioni」

自宅用に連れてきた可愛い子達

youkaのお誕生日には
気になっていたお花屋さん
恒例のチューリップの花束を用意
お食事は「うを弘」さん
楽しく美味しくお喋りしました

諸々が追憶めいていますね



昨日は母に会いに行きました
お喋りしたり庭や畑に出て
菜の花を摘んだり
薔薇の剪定もしました

マーティの庭では
一枝だけになってしまったミモザ
満開です

2024年2月15日木曜日

こんな気分の春なので


スパークリングを溢れさせたり
クロワッサンを焦がしたり
ちょっと変なのかも・・・
ですが
相変わらずと言えばアイカワラズ
メジロの蜜柑を心配したり
盛大な花々の水替えをしたり
ため込んでいた新聞を読んだり
穏やかな日常を暮らしています


立春は極寒の頃と思いきや
小田原は20℃とか・・・で
暖かな陽を背に受けながら
枯らしてしまった鉢に
ビオラなど植え直しました
Marty's Garden では
水仙やチューリップは小さくて
まだ咲く気配はありません
それぞれ事情があるのかな?


春さんの塗り絵
新たな趣向を用意しても
手にしてくれませんでした
糸さんが少しだけ塗ったのを
手元に置いてみましたら
あらあら
ポップな色使いでサクサクと
新境地芸術活動中


うっかりしていたけれど
気付けば
Valentine's dayでございました

ガトーショコラを焼きながら
こちらは楽しい色遊びです


アイスバーグの素敵色の蕾
このまま咲かせましょう

今年はどんな春なんだろう
季節はめくるめく巡り
私は追いつけないかもしれない
出来る事を少しづつ・・・
そう例えば
母の薔薇の強剪定・・・とか?

2024年2月14日水曜日

お別れの日


朝 新幹線を降りて
たっぷりの雪を頂いた富士山が
この冬一番きれいだと思えた事が
兎にも角にも嬉しかった

この日
富士山が大好きだった父の
告別式でした


眠っている間に逝くなんて
父らしい演出みたいと思いつつ
40年前に支度してくれた喪服に
丁寧に半襟を縫い付けました

私が実家と行き来する間に
糸さんが仕付け糸を外してくれて
父の葬儀に初めて袖を通します
(義父は夏に逝きましたので)


納棺師さんの支度が済み
棚経を上げて頂いてからも
家の者はとてもとても忙しく
気持ちの休まる間も無いようです
その一方で
弔問の方の対応をするつもりが
なんとも手持無沙汰な私は
実家で父の書いた物など
久しぶりに読んだりしていました

この一文に納得しました

穏やかで温かな言葉に
父の声が重なるようでした
「現在の死は、生活の基盤であったその
屋根の下では迎えられず、(略)
人生最後の幾日かは、己の意思の働き難い位置で
(略)手を尽くされ止まる。
それが本人にとって、どれほどの価値があろうか」

人生一貫してそうだった様に
最期まで思い通りにできた人です


また会えると疑いようのない程に
あんなに元気だったのに
あっさりと旅立ってしまいましたが
不思議と辛くはないです
皆で心を尽くして
父の好みにかなうような
いいお見送りが出来ました

お留守番の糸さんが撮影した可愛いショット

いつもなら迷わず
クリーニングに出す足袋と半襟
手洗いしてアイロン掛けしました
しみじみ心が穏やかです

こうした嗜みというか心の持ちようを
父が好む気がするというだけなのですが
亡くなってしまったからこそ
こんな風に思うのですね


立春の日が命日となりました
(来年は3日で再来年は4日ですが)

澄み渡った空と雪の富士山
梅が綻ぶ美しいこの季節
毎年 父を偲ぶのかな