庭を掃いていたら
私の袖に黄蝶がとまりました
かるくて小さな命が
切ない手紙のように思えます
明るい色が嬉しくて
驚かさないように語りかけ
アメジストセージの日溜りに
そっと移しました
冬が始まっています
命の儚さに心が揺れたのか
ふと 立ち止まり
マーティ
私にどうして欲しかったの
なんて
詮無いことを思っては
そんな自分に呆れます
マーティの声がする度に
夜中に起きていたので
暫くは何度も目が覚めましたが
いつの間にか
朝まで眠るようになりました
どんなに考えても仕方ない
マーティはもういないのだから
・・・と
当たり前が腑に落ちました
クリスマスツリーを飾りました
ぼんやりとしていたせいで
古いガラスボールを落としてしまい
とても残念だったのですが
こうして失っていくのだな
終わらせるいつかがくる
これが自然なのだと諦められました
車椅子生活にも慣れて
出来ることが増えてきた春さん
今年もツリーを喜んでくれるといいな
お歌は上手だった筈なのですが
少し変わったメロディになることがあり
時に辛くなることもあります
でも
春さんの聖歌を聞きたい気分です
生きる喜びにあふれた
若々しいマーティと再会します
家族の誰もがそれぞれに
マーティに幸せを貰っていた
そんな暮らしが確かにありました
金沢のお菊からLINE
狐の嫁入りには虹がよく掛かるみたい
なんか嬉しい景色でした
0 件のコメント:
コメントを投稿