2022年12月25日日曜日

京都に母娘旅


12月になっても慌てず騒がず
余裕綽々なのは
自由になったから・・・

マーティを独りぼっちにできず
何かと不自由だったけど
今は・・・楽すぎて 少し淋しい

初日は糸さん好みコース 天龍寺 渡月橋 西芳寺で写経 フランソワ 清水寺
youkaに誘われての旅
糸さんも参加して
名残り紅葉の古都

春さんはショートステイ
それも有難く感謝です


お夕食は駅上の和久傳
youkaデザインはいつも美味旅
忙しい糸さん
無理して付き合ってくれたせいか
(しっかり食べた後)フラ~ッとして
少し慌てましたが 大丈夫!


翌朝はエースホテルの朝食
しっかり堪能しておりました

大正時代の旧京都中央電話局
隅研吾さんによる改修
柚木沙弥郎さんの意匠
お部屋にギターとレコード
・・・と
ユニークで素敵なお宿

東福寺塔頭光明院 方丈庭園同じく重森三玲作

2日目 youkaご希望の行程は
東福寺のお庭だけ!という潔さ

昼には「京都の中華」の提案
夜はステーキハウスを予約
・・・でも
なんか疲れたから
キャンセルして帰ることに・・・

西芳寺庭園 天龍寺と同じく夢窓疎石作

 いつでも来られるよね
そんな気持ちのハジッコで
ちょっとマーティを想う

マーティがいない年月があって
マーティと過ごした時間があって
それが終わったわけです
あ マーティはいないんだ!なんて
時にビックリしたりして
この年の瀬を過ごしています

2022年12月8日木曜日

この慈悲始終なし


庭を掃いていたら
私の袖に黄蝶がとまりました
かるくて小さな命が
切ない手紙のように思えます
明るい色が嬉しくて
驚かさないように語りかけ
アメジストセージの日溜りに
そっと移しました


冬が始まっています

命の儚さに心が揺れたのか
ふと 立ち止まり
マーティ
私にどうして欲しかったの
なんて
詮無いことを思っては
そんな自分に呆れます

掃除した筈なのにフードがコロンと出てきたり

マーティの声がする度に
夜中に起きていたので
暫くは何度も目が覚めましたが
いつの間にか
朝まで眠るようになりました

どんなに考えても仕方ない
マーティはもういないのだから
・・・と
当たり前が腑に落ちました


クリスマスツリーを飾りました

ぼんやりとしていたせいで
古いガラスボールを落としてしまい
とても残念だったのですが

こうして失っていくのだな
終わらせるいつかがくる
これが自然なのだと諦められました


車椅子生活にも慣れて
出来ることが増えてきた春さん
今年もツリーを喜んでくれるといいな

お歌は上手だった筈なのですが
少し変わったメロディになることがあり
時に辛くなることもあります
でも
春さんの聖歌を聞きたい気分です

「ギャル男時代」だとシュンノスケが言います

古い写真を掘り起こしていると
生きる喜びにあふれた
若々しいマーティと再会します
家族の誰もがそれぞれに
マーティに幸せを貰っていた
そんな暮らしが確かにありました

金沢のお菊からLINE
狐の嫁入りには虹がよく掛かるみたい
なんか嬉しい景色でした

2022年12月1日木曜日

Bartholomew of Powerful Fellow JP Marty passed away

最期の日、糸さんに抱っこされて
言葉にするのが
まだ怖い・・・のですが

マーティが逝きました
10日程前の事です

今は軽いお骨になって
いつも通りダイニングにいます
私は・・・
そして、おそらくマーティも
急に暇になってしまいました


マーティのものを片付けたり
処分を戸惑ったりして過ごします
「苦しまなかったよ」って
HarimさんにLINEで伝えて
トレビワンさんに葉書きを出して
母には電話をしました


道で犬友達に会っても
口に出すと嗚咽してしまいそうで
話せないでいたけれど
少しずつ伝わっているみたいです

優しい声をかけて頂いて
笑顔(ちょっと涙目)で応えます
マーティのいない暮らし
否応なく始まっています

トレビワンさんがくださいました

絶対に抗えない死
それが現実だと受け入れて
痛い思いは自分の中に
深く沈めていくしかない

マーティは戻らないのだから
抱きしめることは
もう二度と叶わないのだから

ソーユーコトナンダヨネー


カレンダーのベビーが可愛くて
何か月もこの写真でした

11月は終わっちゃったけど
12月もこの儘にしておこうかな
我が家に来た頃のベビーマーティ
家族を幸せな笑顔にしてくれた
小っちゃかった毛玉を
ゆっくりと思い出していたいから

切手を買ったらマーティがいた!

明日からヨガ教室を再開します
マーティの庭の薔薇仕事も始まります
暫くは扱いにくいであろう自分と
折り合いを付けながら
この感傷も愛しみながらいます

年を重ねるほどに可愛く思えて
大事な、本当に大事な存在でした
悲しいけど 淋しいけれど
おやすみなさい マーティ

2022年11月19日土曜日

Marty is 18 years and 9 months old

ダッコナンカスキジャナイ!と怒っています

俄かにパワーアップして
食欲も旺盛なマーティ

心も力強くなったみたいで
とってもワガママ

春さんの口癖は
「マーティの声を聞いた事がない」
それほどに吠えなかった子が
今やイライラと不満を訴えます

モーヤダ!

前脚に力が入らなくなって
ハーネスもうまく使えずに
自立できないのを憤っている様子
手を添えて歩いて(いるつもり)も
暫くは黙々と前進するものの
結局、悲しい声を出します

コンナコトシタインジャナイノ!

夢の中で歩いていることもあります

3.7kgになったマーティ
その軽さに驚く・・・んだけど
起きている間ずっと
右手で支え続けているので
それはそれでけっこうな労働
でも
こうして頑張っているから
歩けないけど
寝たきり高齢犬じゃないのです


身体は壊れちゃっても
命は生きようとしていて
思うに任せないのが
納得できずに辛いんだと思う

コンナノイヤダと訴えられると
一緒に泣きたくなります


気分を変えようと外に出てみると
空気が心地よく
門を出て、道路に立たせてみるけど
フニャフニャなんだな
このままお散歩したかったね
いろんな季節の中
本当にたくさん歩いたよね


3月に急に弱ったマーティ
一緒にいてあげようと決めてから
新生児を育むような暮らしです

春、夏、秋・・・そして、冬

マーティとの日々を語ることが増え
幸せを温めなおしているような
素敵な時です

2022年11月6日日曜日

いつもマーティと一緒

photo by Cyclist

通勤途中に自転車を停め
夫が美しい景色を送ってくれた
日の出が遅くなってきたね

よく遊びに来たこの河川敷は
小さなマーティの大自然だった

とても遠い季節のこと


陽射しが清らかに澄んでいるから
シマトネリコの葉は
風に揺れて一枚毎に強く輝く

知らない言語を聞いているようで
頭をからっぽにしてみたら
心は何かを受け止めた気になる

小さな庭で大きくなった樹の言葉


今年の秋薔薇は僅か
バフビューティだけが次々と咲く

暑い間は手を掛けずに
すっかり放り出していた庭

漸く少しずつ整え始めたけど
デザインする気分にはならなくて
季節のなせるままに任せています

一緒に入っていた干し柿の美しい色

実家からさわし柿が届いた

庭の大きな柿の木には
毎年、沢山の実がなるので
いろんな方が採りにみえる

それでもまだまだ枝に残っていて
大変!困った!と言いながら
母はこうして丁寧に手を掛けた
季節の美味を送ってくれる

ツカレタ- キューケー ZZZ ZZZ

ハーネスを付けると
コルセットのように矯正されて
背骨も丸まらず
前脚でせっせと歩くこと!
力が入らない後ろ脚は浮かせたり
軽く着いたりのポーズ
パラアスリート マーティ
とにかく歩きたいと訴える日々


自前のトリミングですが
適当に切ってしまっても
なんとなくOK
見えない目も、聞こえない耳も
そのまんまがマーティ

夜、何回も起きなければ
助かるんだけど・・・ね

2022年10月31日月曜日

今年は静かなHalloween

伯父が逝って淋しい秋…楽しい方でしたから

マーティと過ごしている
超~ゆっくりな日々ですが
秋の深まりとともに
どんどん短くなってしまい
あっという間に(';')
Halloweenですって!
10月が終わっちゃう


玄関前には
まさかの(大嫌いな)蜘蛛が!
でも
今夜まではここにいていいよ
🎃
明日になったら
公園の街灯の下に・・・
誰かに連れて行って貰おう!


ご近所の英会話教室では
今年もTrick or Treatしません

だから、簡単なリースだけ

マーティも仮装したりして
楽しかった年もあったね

年毎に季節の色合いが違います


ハーネスで支持しないと
マーティは歩けません
でも
歩くのは大好きなので
付き合うのはけっこう大変!
という事で
夫が製作したマーティ吊り下げ器
使用実験を繰り返し
マーティもお疲れ


いい具合に出来上がり
会心の作となったご様子
ですが
マーティは嬉しいのかな?
不平も無いようで
ピーピー言っているわけでもなく
不都合も特にないようなのですが

楽しそうな感じはなくて・・・ね


ほんの10分程のexerciseで

モージューブン!

ハーネスをつけたまま
陽だまりで眠り込んでいます

皆がマーティを心配して
毎日、家族LINEが賑やかです


マーティの庭には
黄蝶もやって来るようになりました

どこかに卵を産んでいるのかな?
春、たくさん翔んだら嬉しい
ミモザの柔らかな緑には
もう蕾もついているみたい
もしかして
春の剪定を迷うことになる?

2022年10月12日水曜日

2022年の秋は

直ぐに返却ポストへ行かなくちゃ

あ・・・ もしかして
返却期限を過ぎてしまった⁈
(';')?
9月の末から2週間の延長した
あれから・・・何日も経っていない
そんな気がしてしまうのに

実は今、自分時間はなく
暮らしを回すのに精一杯な毎日


小さな「できない」で
生活は一変しました

春さんが膝を痛めて
車椅子での生活となりました
自分で自走はしないし
車椅子の乗り降りというのも
思うようにはならないものですし


今迄も
春さんの足取りは覚束ず
弱々しくゆっくり慎重でした
それでも
自分の行く場所を決めて
自分の足で進んでいたのに

立てるって
とても有難いことなんですね


実家の新米が届いて
秋の実りを喜んでいた頃のこと

マーティも注射の効果が出ずに
数歩も歩けなくなり
自分で立ち上がる事も
全くしなくなってしまいました

やっぱり、どこにも行かれない


ポンポリースの介助用ハーネス

バランスを助けてあげると
楽しそうに歩いていたのに
今は後ろ脚に力が入らなくて
前脚で進んではいるものの
直ぐに疲れちゃう

2方向にファスナーの出入り口 優れ物!

安全エリア確保のサークル

周囲のネットに凭れて
半時計回りでグルグル歩いたのに
手を添えないと歩けなくなって
安全なベッドとなっています
深夜に目覚めることも増え
鎮静剤も処方されました
そろそろ2階の寝室に運び込んで
夜は近くで眠ろうかな


お彼岸が過ぎても暑かったり
11月の寒さだったりするこの秋

諸々に縛られて動きがとれず
雑事に追われてばかり
無為に過ごしている気になります

でも本当は、とてもとても大事なことに
直面しているのだと思います

2022年9月9日金曜日

アイスバーグ、そしてアゲハ蝶


心無しにマーティの寝息を
いつも気にしている

ふと、不安になって見に行くと

胸のフワフワが上下していて
触れると温かい


蛹の中の命は
奇跡のように美しい羽根を得て
蝶になって翔び立ち
からっぽの蛹と
食べ尽くされたパセリが残った

できることは何もなくて
危ぶみ見守っただけ


「マーティの庭」の始まりは2012年
4月28日 第3回めの記事
幼い絵日記のような
拙いレイアウトの中に
まだ8歳のマーティがいる

今はもうこうして窓辺に座れない
懐かしく愛おしい後姿

パセリは復活して
新鮮な葉を提供しています
ただ・・・
卵や幼虫がいたら大変!
👀
よくよ~く検品

柚子にはクロアゲハの幼虫
こちらは食糧豊富で安心


少し涼しい日には
真夏中は控えていた庭仕事
シマトネリコと月桂樹
徒長枝(?)を落としスッキリ

何の前兆も無かった(?)のに
アイスバーグが枯れました
命は強くて弱い
私には分からない事ばかり

2022年8月30日火曜日

Marty Likes Walking

足裏滑り止めシールは二分割にしてみました
 
隔週の関節注射は
土曜日に打ってもらいました
隔日の痛み止め薬は
日曜日に食べました

一生懸命に歩こうとするから
何とかしてあげたくなりますが
なかなか大変そうです

コマッタナー ドーシヨーカナー

テディベアみたいに
ペタンと座りこんでしまい
暫くはこのままジッと考えて・・・

キュ~ン タスケテ~

ねぇマーティ
車椅子、欲しい?
作って貰ったら楽になるかな?
上手く使えるものなのかな?


よく茂ったイタリアンパセリに
キアゲハの幼虫たち
すっかり食べつくした頃
蛹になる旅に出ました

例年は姿を消してしまって
羽化には立ち会えないのですが
この兄弟たちは
近場で変態すると決めたらしく

蛹化に脱皮はないと思い違いしていました

お隣の鉢の紫蘇とフェンネル
コンテナの陰にいます

急に秋めいてしまったけど
この姿で冬越し・・・しないよね?
紫蘇もフェンネルも枯れるし
コンテナも開けられないと不便だし
無事に(早めに)羽化して欲しいよ
蛹の中の変化を想うと
不思議すぎてドキドキする!


母の畑のトマト
新鮮でシャキシャキ
このまま頂くのが一番!
でも、収穫は終了
抜いてしまったのだそうです
やはり、夏は過ぎていきます

1週間が、1か月が
季節が早くて・・・(';')?困る


スイカ、トウモロコシ、枝豆
春さんの喜んでくれる野菜の旬が
一つずつ終わってしまう

お食事の量が減ってきた春さん
秋にも美味しいもの
いろいろ食べて貰いたいね

季節の中で命を見守る日々です