春さんの家に残された沢山の物たち
きちんと始末され仕舞われています
でも
春さん「もう要らない」・・・はい!
なので
お片付けしなくてはね
この家の歴史上
私以前の品々に対した時
その物の価値とか、在る意味とか
誰かの思いとか全然分からないので
手にするのを躊躇します
切ない記憶に引っかかってしまう場合
義父の器用な太い指とか
幼いシュンノスケの笑い声
様々なシーンの背景まで思い出す状況
捨てられない?なんて呟きながら
実は知っているんですよ
そんな感傷は私だけのもの
オール10だったという少年の
色が褪めたプラスチックの裁縫箱
針山から錆びた針を抜いて捨てたり
使われなかった糸を仕舞うとか
役割を終えた物の始末は淡々とできます
お互いに全く関わりのない子供時代
屈託なくそれぞれ育っていた頃に
共有する体験があったというドキドキとか
こうした始末を楽しめばいいのね
心配だったので、手早く始末します
ドライヤ―中のコームも軽く仕上げて
ボサボサフワフワ
デモサ イイニオイスルヨネ
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