2025年5月29日木曜日

ひととひと


取り紛れている間に
随分と経ってしまいました
端午の節句には菖蒲ではなく
潔い色のアイリス
たくさん飾ってみたのでした

皐月は5日
鎌倉にお出掛けです


建長寺さんでの結婚式
嬉しいお祝い事に伺う事が出来て
本当に嬉しかったです

春さん形見の着物での列席故
お天気が心配だったけど
晴れてよかった~
お二人のこの日までの人生と
この絆から始まる未来に
深く思いを致しました

丁寧に丁寧に準備され
多くの方々のお気持ちが
温かく感じられた
素敵なお式と披露宴でした
あれから何度も想い返しています

糸さん制作の自身用(左)とおばあちゃま用(中)

8日は電車で母に会いに行きました

庭仕事用の長靴と虫除け帽子
可笑しなもので
この実用重視のギフト
史上最高に喜んでくれたみたい

糸さんも一緒だから笑顔いっぱい
お喋りできるのは何より幸せ
親孝行できた気がしました


9日と16日は朝から薔薇を摘んで
ヨガのお教室へお持ち込み
美しく咲いたのは自然の力だから
私を褒めて頂くのは
いつもチョットくすぐったい

いよいよお片付けの季節です


春さんが逝った後にも
通例通りの課題があります
法的な期限は勿論ですが
そろそろ心の整理もしたいし
いよいよ
未経験の作業に取り組むこの頃

シンプルで複雑な人の心も係わり
悩みながら進めています

2025年5月25日日曜日

それは薔薇の季節に想うこと


開いたばかりの花に挨拶
そっと触れて愛おしみ
その美しさを花に語り聞かせる
始まりはいつもトキメキ

小さな庭に薔薇の香りがみちて
蜂の羽音も喜ばしく
ひとり占めするのが勿体ないような
それは嬉しい朝


ビオラの花殻を摘み
雑草を抜き
落ち葉を掃いて
棘に意地悪されながら
薔薇にお仕えしているような

それはそれは忙しい日々


薔薇の種類も扱い方も
そもそもが分からないまま
とにかく育つ勢いに任せて
大きくするのが楽しかったけど
あれから10年程

多少の理論とこの庭の限界を知って
この後はどうしようかと
それはそれで悩ましいステージ


白い壁に映える強くて可愛い小輪
いつも通り最後に咲きました

満開時に肥料を埋め込んで
梅雨時に剪定
枝の若返りを図っていますが
薔薇はそれぞれで
正解は一年後にしか分からない
それは自然の理なので


雨や風に気をもんでいる間に
薔薇の季節は過ぎようとしています

こんなに咲いていた薔薇たちが
たった一つの花ごと
何十枚もの花弁を散らすから

私はひとり庭にいて
急に老けたような気がします